HACCP (食品衛生)

HACCP (食品衛生)

HACCPとは

HACCP =「ハサップ」と読みます。
それぞれの頭文字をとった略称で「危害要因分析重要管理点」と訳されています。

  • Hazard(危害要因)
  • Analysis and(分析)
  • Critical(重要)
  • Control(管理)
  • Point(点)

HACCPはとても優れた食品製造の衛生管理手法のひとつです。
1960年代に宇宙食の安全確保のために作られた管理手法で、現在では世界中で用いられています。

導入のメリット

  • 安全性の保障された製品を提供できる
  • 製造時の記録を残すので、何らかの不具合が起こった場合でも、原因究明や影響を受けたロットの特定を簡単に行える
  • 施設や製造する商品に適した効率的・効果的な衛生管理が可能となる
  • 安全な食品づくりを行っていることの証明となる → 消費者・取引先からの信用が得られる

新たな設備投資が必要なの?

いいえ、HACCPに高度な設備は不要です。

ポイントとなるのは・・・

  • 設備や床の清掃・洗浄・殺菌
  • 作業動線の工夫とゾーニング管理(空間を用途別に分けて作業する)
  • 作業者の衛生管理(手洗い・検便・体調チェックなど)

  •  

    ※ただし以下の場合は、ハード的な改修が必要となります

  • 壁が壊れていて虫などが施設内に入ってくる場合
  • 調理機械の調子が悪くCCPに影響が出る場合
  • (CCP = 危害に結びつく重要管理点)

    やればできる!

    HACCPを導入・運用されている飲食店様・食品工場様のお声を紹介します。

    • 工程管理が明確になった(工程ごとの目標値と注意点が明確)
    • 不良率の減少、問題発生時のトレースが容易になった
    • 新規のお客様へのアピールとなった(工場見学時、商談時など)
    • 作り手の安心感がアップした(製品に対して自信が持てるようになった)

    みなさん最初は慣れるまでの戸惑いや記録を取る手間などがありながらも、HACCP導入後はやるべきことがハッキリとし、自信をもって仕事に集中できるため、精神的な面でもプラスになるとのご感想をお持ちです。

    僕自身も前職で食品工場に勤めていましたので、現場の大変さは重々承知しています。
    その経験に、行政書士としての書類作成能力をプラスして、食品事業者様のパートナーを努めさせていただきます。